昨日の続きです。 トイレで泣きたくないためにやったこと 「言葉で説明できないならビジュアルで!」作戦
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 仕事の流れは
まずアイデアを考えたら
次にボードというものを作るんです。
『絵コンテ』のようなものなのですが
いわゆる「手書きの絵コンテ」ではなく
実際に作品として出来上がった状態と
同じクオリティーのものを作ります。
出来上がった作品から
所々、静止画を何枚か抜き取ったもの
を並べたような感じ。
クライアントさんが見た時に
『最終的にこんな風になります。』てのが
はっきりと分かる状態にするわけです。
で、
口で説明できないなら
このボードを作ろう!
と思ったんです。
社内のブレインストームで
アイデアを伝えるだけのものですから
しかもほぼド素人の私のアイデアです。
まず絶対に100%
実際のプロジェクトに採用されることはないので
使われることのないボードです。
でも作りました。
伝える為だけに。
いつも意見を聞かれるわけでもないし
伝えるチャンスがなくて
全くの無駄になる可能性も大です。
作業も遅いので
毎日残業して最後の一人になることもしょっ中
週末も自主的に出勤して作業
その頃はまだ学生ビザだったこともあり無給でした。
それでも
毎日
やりました。
それが
一番良い方法だったのか
今は分かりません。
無駄といえば無駄でしょうね。
少なくとも効率が良い方法ではなかったでしょう。
でもその時には
私にはそれしか方法がないと思ったので
トイレで泣きたくなかったので(笑)
とにかく必死でした。
そして
そんなことを続けていくうちに
私の作品が
クライアントに選ばれたりするようになったんです。
(クライアントにしてみれば、そのアイデアや作品がベテランさんが作ったものか、私のような新人さんなのか、は分からないし関係ないことなので)
そして
ずーっと後になって分かったんですが
私のそんな地道な苦労も
ボスは見ていてくれていたんですよね。
努力と実績と信頼
その3つを
コツコツと時間をかけて
積み上げていくことで
最初は
私の存在にすら気づいていなかったのが
だんだんと認めてもらえるようになり
2週間のインターンにもならない
『お手伝い』で始まったその会社で
最終的には15年間
主要チームの一人として
働かせていただくこととなりました。
壁にぶち当たった時どうしたら良いのか
『その時に出来ることをやるだけ』
結局
そんな当たり前でシンプルなこと
なんだと思います。
ではまた! LOLV♡
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