top of page

あなたの存在意義は自分が思っているよりもずっと偉大で影響力がある





ニューヨークに住むある女性が、ハワイで行われた1週間ほどのセミナーに参加しました。


彼女はその時付き合っていた彼氏から結婚を申し込まれていたのですが、ハワイへ行く直前に別れてしまいました。


理由は彼女の過去が原因でした。以前に付き合っていた元カレが、なんと、ある誘拐事件に巻き込まれ殺害されてしまった、という経験をしていたのです。


その経験がトラウマとなり、今の彼からのプロポーズを受け入れることができませんでした。恐らく心のどこかで、大切な人をまた失ってしまうかもしれない恐怖があったのでしょう。それがきっかけとなり彼と別れてしまったのです。

そして参加したセミナーで、勿論そんな経緯など全く知らないそのセミナーの先生が、参加者全員にこんなことを言いました。


『過去を引きずっていると、今を生きることなどできません。もしも、このセミナーから戻れないとしたら、これがあなたの人生の最後の1週間となったら、あなたは誰に電話しますか?なんと伝えたいですか?』

彼女の心にこれらの言葉が突き刺さり、その晩、ニューヨークにいる彼に電話をします。ニューヨークは朝の4時だったので、起こしては悪い、と職場の電話にメッセージを残しました。

『過去を引きずっていてごめんなさい。やっぱり、あなたと一緒にいたい。結婚したい。以前に一緒に話していたように、男の子を3人産んであなたと幸せな家庭を作りたい!』

そして次の日、彼からの折り返しの電話がかかってきました。ハワイ時間の夜中の3時頃で彼女は寝ていたので、留守番電話にメッセージが入っていました。

彼が働くニューヨークのワールドトレードセンター

104階のオフィスから・・・


そう、その日は2001年9月11日

アメリカ同時多発テロ事件が起こった日だったのです。

留守電のメッセージには、彼がどれほど彼女のことを愛しているか、そして、飛行機がビルに突っ込んで自分は恐らくもう死ぬであろうこと、が残されていました。

それが彼の最後の言葉でした。

これは実話です。この話はアメリカのテレビでも放映され電話のメッセージも流されていましたので、ご存知の方もいるかもしれません。


このテロ事件があった時、私はロスに住んでいたのですが、丁度、母が遊びに来ていました。そして、まさにそのタイミングで、一緒にニューヨークに行く予定を組んでいたのです。


でも、どういうわけか、今となっては理由が思い出せないのですが、急にニューヨークをやめてサンフランシスコへ変更したのです。もしもあの時に当初の予定通りニューヨークへ行っていたら巻き込まれていた可能性もあったね、と今でも話すことがあります。

日々、自分の意思とは関係なく、突然人生を終えなければならない人たちが大勢います。

私たち一人一人の『命の確率』覚えていらっしゃいますか?


70兆分の1

1億円の宝くじに連続で100万回当たる確率

あなたも私も、今、こうして生まれてきて、そして、今も生きている。生かされている。

それに意味がないとは、私には到底思えません。何かしらあなたに、私に、やるべきことがあるから、だから生かされているのだと、そうは思いませんか?

ちなみに先ほどのストーリーの女性ですが、『なぜ2度もこんな辛い思いをしなければいけないのか?!』と絶望的になっている彼女にセミナーの先生はこう言ったそうです。


『もしもこれが、神様からのメッセージなのだとしたら・・・毎日、今を生きなさい。全力で生きなさい。全力で愛しなさい。ということだと思います。そう思って生きていきませんか?』

世の中の全ての人が、あなたも私も、多かれ少なかれ、それぞれの悩みや苦しみを抱えて生きています。どんな人生になるかは、起こった事実ではなく、それをどう解釈するか。


同じ事実が起こっても、それをどういうふうに捉えるかで人の人生は180度変わります。幸せにも不幸にもなります。

はたから見たら不運なことが続いて居る人でも、本人が『こうやって命があるだけでもなんて幸せなんだ!』そう思っていたらその人は幸せな人生を生きています。


会社を幾つも経営して何十億と稼いで、世界中のあちこちに別荘を持ち、好きなことは何でもできて何でも買える。そんな、多くの人が羨ましいと思う生活をしていても、自分に無いものや嫌なことにフォーカスして自分は不幸だ、と思っていたら、その人は不幸な人生を生きています。

これからの時代

幸せになる人

生き残っていける人

自分らしく生きれる人は

自分軸がある人

夢を持っている人

熱意がある人

想いが強い人

そして

それを恐れずに表現していく人

その思いを人と分かち合おうとする人

最後にもう一度、この言葉をあなたに送ります。

『私一人では世界は変えられませんが、一石を投じて波紋を作ることはできます』

           


コメント


bottom of page